1年半ぶりの新作はここ数年の集大成的サウンド。このサウンドは今後のルークトゥーン界の流れを決める傑作?
*このCDの全曲のPVが収録されている
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01. Ruk Na Cheuk Chuek
02. Ber Kon Oak Huk
03. Ni Sai Bor Dee
04. Luem Pai War Bor Chai Fan
05. Lor Ta Lu Jai (Jeak Ka Dei)
06. La Mun La Morm
07. Arom Ying
08. Maew Huang Garng
09. Pen Ja Dai Pong Aey
10. Pok Ka Daek
タイ語表記
กระแต
รักนะฉึก ฉึก
01. รักนะฉึกฉึก
02. เบอร์คนอกหัก
03. นิสัยบ่ดี
04. ลืมไปว่าบ่ใช่แฟน
05. หล่อทะลุใจ (จึ๊กกะดึ๊ย)
06. ละมุนละม่อม
07. อารมณ์หญิง
08. แมวหวงก้าง
09. เป็นจะไดผ่องอ้าย
10. ป๊อกกะแด๊ก
Released on March 24, 2011
(2011年3月24日発売)
Label : R-Siam / RS
Kratae
Ruk Na Chuek Chuekオリジナルとしてはほぼ1年半ぶりの新作。
途中に出た
『Tee Kao Kayao Dance』は基本的に妹Krataiとのダンスカバーアルバムだったし、その後に出た
ベスト盤もダンスナンバーが大半を占める内容だったこともあり、ここのところダンス系統に傾斜している印象が強かった彼女。
確かに本作でもその傾向は引き継がれています。
ただ、1stヒットとなっているダンス曲のタイトル曲からわかるように、低音部がガッチリした音作りは今までのルークトゥーンの常識からすると少し違和感も覚えるほどの変化。
続く2もポップバラードとも言えるほど、スムーズな楽曲+アレンジにこれまた驚く...といったようにバッキングの基本がかなり変化しています。
ただ、変わらないのはクラテー自身の歌のうまさ。バックが変わったせいか、よけいに彼女の歌のうまさが引き立っています。やはり、普通のポップシンガーとは力量が違いますね。
ただ、曲調が変わったこともあり、Apapornの再来とも思えたデビュー時とは彼女の歌もかなり変わったなあとも実感できます。
この路線を極めると、もしかしたら、将来、「ルークトゥーンも歌える歌手」と言われるような危険性も感じますが、歌い手としてのレベルは確実に上がりました。
それでも節回しはルークトゥーンのものですし、しっかり聞けば基本はしっかりした歌手だなと実感できる作りにもなっています。歌手としての成長が感じられます。
このような変化を見せた本作。これが時間を経た後に、「あれがルークトゥーンの新しい形の始まりだった」といわれるか、それとも、「ただの亜流」で終わるのか?それは本作がいかに受け入れられるかにかかってます。
R-Siamレーベルの看板歌手となった彼女だからできる実験なのでしょう。
いずれにせよ、本作はルークトゥーン界に一石を投じる意欲作であることは間違いありません。