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日本盤・VHS・中古

01. Dancing Machine
02. Things I Do For You
03. Ben
04. Keep On Dancin'
05. I Want You Back
06. ABC
07. The Love You Save
08. I'll Be There
09. Enjoy Yourself
10. Destiny
11. Show You The Way to Go
12. All Night Dancing
13. Blame It On the Boogie

パッケージの裏に書かれている曲目は一部間違いがあります。
上記の曲目が正しいものです。

1979年初頭のロンドン、レインボーシアターでのライブ。
(ロンドンでは2月6日から4日連続で公演が行われているがこの映像がそのダイジェストなのか、いずれかの日のものなのかは不明)

元々はBBC2で放送されたものを1982年に日本だけで東映が商品化したという、レア映像です。

当時のジャクソンズはギャンブル＆ハフのプロデュースから離れ、ようやく自身が製作に全面的に関われるようになったアルバム『Destiny』を引っさげてツアーをしている最中。
ただ、アルバムからの最初のシングル"Blame It On the Boogie"はメンバーの作品ではなく、ドイツのMick Jacksonという人物によるもの(Jacksonという名字なのでジャクソン家の人と思われるが全く無関係、しかも白人！というから面白いですね)。
このような自信作でも最初のシングルにそういう人物の作品が選ばれてしまうほど、当時の彼らはまだEpic(CBS)レーベルから信頼されていませんでした。
そして、"Blame It On The Boogie"もアメリカではさほどヒットせず、ヨーロッパでの方がかなり大きなヒットとなっていたというんだから...
そんな彼らにとって苦しい時期を支えていたロンドンのファンの前でのパフォーマンスですから非常に力が入っています。
今から見ると、どうしてもマイケルに注目が行ってしまいますが、ここでのパフォーマンスはあくまでもバンドとしてもの。
それぞれのメンバーが実にすばらしい。マイケル、マーロン、ジャッキーの息のあった動きはまさにソウルそのもの。
01,09,11での3人の動きに感動してしまうソウルファンは多いんじゃないかな..

この後、彼らはアメリカに帰りツアーを続行させる訳ですが、ちょうどその頃、セルフプロデュースの"Shake Your Body"がCBS移籍以後最大のヒット、これがマイケルの"Don't Stop.."での爆発の導火線になったのは言うまでもありません。
そういう流れから考えると、マイケルの絶頂期のヒット曲は1曲もここでは披露されていません(5人の決めポーズがかっこいい"Shake Your Body"すらないんです)。
要するに、彼らの最も苦しい時代のCBS移籍後数年間で発表された曲が中心。

裏を返せば、この後ほとんど聞けない曲のオンパレードということで熱心なファンには応えられない1本であることは言うまでもありません....

Michael Jackson
マイケル・ジャクソン