*通常のCDではありません、MP3 CDです。
パソコン上では再生可能ですが、CDプレイヤーの場合、MP3 CDに対応したもので再生してください。
(MP3/WMAのロゴが入っているCDプレイヤー上では再生可能です、基本的には2005年前後以降に生産されたプレイヤーはすべて対応しています。初めてご購入の方はご使用のプレイヤーの仕様を必ずご確認下さい)
ご購入希望の方はご注意ください。ジャケットにはナンティダーの写真がフィーチャーされていますが、彼女の曲は多くなく(17曲のみ)、むしろ他のシンガーの収録曲の方が多い構成です。
他に収録されているシンガーは、Pongsee Woranut(ポンシー・ウォラヌット)、Wongjun Phairoj (ウォンチャン・パイロート)、Salakjit Duangjan (サラッジット・ドゥアンジャン(プンプアンの妹))などとなっています。(裏ジャケットには合計150曲収録と書いていますが、同じ曲が2回収録されていたりと実際は曲数は100曲前後です。また、記載されている各シンガーの曲目も間違っています)。
ナンティダーはGMM移籍前(1983年以前)の録音。今聞くとルクトゥーンっぽい曲が多めに聞こえますが、当時としてはこれが"ポップス"。彼女としてもルクトゥーンのカバー以外はルクトゥーンとして歌っているわけではなかったようです。これを聞けば、タイにおける、ルクトゥーンとポップスの元々の距離がよくわかるのではないでしょうか。
そのせいか、ナンティダー以外で収録されているのは、すべて今では"ルクトゥーンシンガー"とされているシンガーのみ。その証拠に収録曲が多い、ポンシーは50-70年代に人気が絶頂だったシンガーでタイを代表する一人。そのポンシーやウォンチャンの曲によって、一部ではありますが、50年代までたどれるようにはなっているようです。
このような構成のため、ナンティダーがデビューした70年代前後当時の感覚がよくわかる1枚となっています。この当時のタイの大衆音楽をとりあえず知りたいという方にはオススメできます。
なお、タイトル曲(下記の音源)は83年の大ヒット曲、同名のアルバム(近年出た再発盤
『Jum Gan Bor Dai Ka』は基本的にそのアルバムの再発盤です)も出ました。近年ではTai Oratai (ターイ・オラターイ)もカバーしています(
『Pasa Ruk Jark Dork Yah Vol.2』に収録)。